「今月は売上1000万円達成したぞ!」
「でも、手元に残ったお金(利益)はいくらなの?」
社内でこんな会話を耳にしたことはありませんか?
「売上」という派手な数字に目を奪われがちですが、本当に会社を支えているのは「プロフィット(利益)」です。
この2つの違いを正しく理解していないと、忙しく働いているのに会社が赤字…という「貧乏暇なし」の状態に陥ります。
今回は、ビジネスパーソンとして絶対に知っておくべき、数字の裏側にある「本当の儲け」について解説します。
【比較表】プロフィットと売上の違い
「入ってくるお金」か「残るお金」かの違いです。
| 項目 | 売上(Sales / Revenue) | プロフィット(Profit / 利益) |
|---|---|---|
| 意味 | 商品やサービスを売って得た総額 | 売上から経費を差し引いて残ったお金 |
| 計算式 | 客単価 × 客数 | 売上 − コスト(原価・経費) |
| 役割 | 規模の大きさ、成長性を示す | 企業の健全性、継続性を示す |
| イメージ | 大きな器に入った水 | 濾過されて最後に残った一滴 |
【失敗談】「売上至上主義」で倒れかけた私の経験
昔、私が担当していたプロジェクトで「とにかく売上を2倍にしろ」という至上命題がありました。
私は値引きキャンペーンを連発し、広告費を湯水のように使い、見事に売上目標を達成しました。
しかし、決算書を見て愕然。
売上は増えたのに、利益は前年より減っていたのです。
広告費や値引き分を計算に入れると、売れば売るほど赤字に近い状態でした。
「売上は虚栄、利益は真実」という言葉の重みを、身をもって知った瞬間でした。
【実践】利益を意識した「デキる人」の働き方
❌ 売上しか見ない人
「100万円の案件を受注しました!でも、外注費に90万円、自分の工数も1ヶ月かかりました」
→ 実質の利益はほとんどなく、会社への貢献度は低いです。
✅ 利益(プロフィット)を追求する人
「50万円の案件ですが、既存の仕組みを使い、コストを5万円に抑えました。かつ1週間で終わります」
→ 粗利が高く、時間単価も良いため、非常に優秀な働き方です。
利益を最大化するための3つのアクション
- 「原価」と「経費」を常に意識する
何かを始める前に、いくらかかり、いくら残るのかを計算する癖をつける。 - 安易な値引きをしない
10%の値引きは、利益をそれ以上に削り取ることを理解する。 - 「高利益率」な商品・サービスを提案する
売上総額が小さくても、利益が大きいものを選ぶ勇気を持つ。
まとめ
- 売上は、ビジネスの「勢い」を表す数字。
- プロフィットは、ビジネスの「実力」を表す数字。
売上を追うことは大切ですが、その先に「どれだけ利益が残るか」を考える視点を持つことが、プロのビジネスパーソンへの第一歩です。
明日からは、数字を見る時に「これは売上の話か、利益の話か」を意識してみてください。


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