「この商品のスペックは最高です」
「このサービスにはこんな機能があります」
一生懸命魅力を伝えているのに、読者が動いてくれない。
その理由は、あなたが「メリット(利点)」だけを語り、「ベネフィット(利益)」を語っていないからかもしれません。
人は「ドリル」が欲しいのではありません。
本当に欲しいのは「壁に開いた穴」であり、さらに言えば「お気に入りの絵画を飾って心安らぐ生活」なのです。
今回は、読者の感情を揺さぶり、行動へと突き動かす「ベネフィット」の作り方を解説します。
【比較表】メリットとベネフィットの違い
これは「商品の特徴」か「購入後の変化」かの違いです。
| 項目 | メリット(利点) | ベネフィット(利益) |
|---|---|---|
| 視点 | 売り手・商品視点 | 買い手・生活者視点 |
| 内容 | 特徴、スペック、売り文句 | 手に入る未来、解決される悩み |
| たとえ話 | 「このカメラは1億画素です」 | 「子供の産毛まで鮮明に残せます」 |
| 読者の本音 | 「これは何?」 | 「で、私にどんないいことがあるの?」 |
【体験談】「1円も稼げなかった」家電レビュー記事の教訓
ブログを始めたての頃、私はワイヤレスイヤホンのレビュー記事を書きました。
「バッテリー持続20時間!」
「最新チップ搭載!」
「防水性能IPX7!」
自分では完璧なメリット紹介だと思っていました。しかし、結果は散々でした。
その後、書き方を変えました。
「これがあれば、東京から大阪までの往復、一度も充電を気にせず動画を楽しめます」
「急な雨で濡れても壊れないから、修理代を心配してランニングを諦める必要はありません」
スペック(メリット)を、生活のワンシーン(ベネフィット)に変換した瞬間、アフィリエイト報酬が発生し始めました。
読者は「性能」を買っているのではなく、「性能がもたらす安心や楽しさ」を買っているのだと痛感した出来事です。
【実践】ベネフィットを導き出す「だから何?(So what?)」法
メリットをベネフィットに昇華させるには、自分に「だから何?」と3回問いかけるのがコツです。
- 特徴:このパソコンは超軽量(1kg以下)
- 1回目の「だから何?」:持ち運びが楽になる
- 2回目の「だから何?」:カフェや移動中など、どこでも仕事ができる
- 3回目の「だから何?」(ベネフィット):会社に縛られず、自由な場所で働ける「時間と心の余裕」が手に入る
最後に出てきた言葉こそが、読者の心を射抜く一撃になります。
まとめ 売っているのは「商品」ではなく「理想の自分」
ブログの記事も、アドセンス広告の提案も、すべては読者の「ベネフィット」のためにあります。
スペックを並べるのは、今日で終わりにしましょう。
あなたが届けるべきなのは、「その商品を手にした後の、今より少し幸せな読者の姿」です。


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