「仕事に対する責任感を持ちなさい」
「このプロジェクトにコミットできるか?」
どちらも「責任」と訳されがちですが、この2つの言葉のニュアンスを履き違えていると、ただ「言われたことをこなすだけの人」で終わってしまいます。
自発的に動いて成果を出す「コミットメント」と、与えられた役割を果たす「レスポンシビリティ」。
この違いを知ることで、あなたの仕事への向き合い方、そして周囲からの信頼度は劇的に変わります。
【比較表】コミットメントとレスポンシビリティの違い
「自ら誓う」か「義務を負う」かの違いです。
| 項目 | コミットメント(Commitment) | レスポンシビリティ(Responsibility) |
|---|---|---|
| 意味 | 深い関与、約束、献身 | 責任、義務、職責 |
| 発生源 | 自分の内側(自発的) | 自分の外側(受動的) |
| マインド | 「何が何でもやり遂げる」という決意 | 「任された範囲を全うする」という義務 |
| 失敗時 | 「次はどう改善するか」を自ら考える | 「なぜできなかったか」を説明する |
【失敗談】「責任感」があるのに評価されなかった理由
かつての私は、「レスポンシビリティ(責任)」の塊でした。
頼まれた仕事は期限通りに提出し、ミスもありませんでした。
しかし、評価はいつも「普通」。
ある時、上司に言われました。
「君は言われたことは完璧にやるけど、このプロジェクトを『成功させたい』という熱量(コミットメント)が感じられないんだよね」
私は、「失敗しないこと(責任)」に必死で、
「成果を出すこと(コミットメント)」を忘れていたのです。
【実践】信頼を勝ち取る「コミットメント」の示し方
❌ レスポンシビリティだけの発言
「その件については、私の担当範囲ではないので分かりません」
→ 責任の境界線を引きすぎて、チームの成功を他人事にしています。
✅ コミットメントがある発言
「担当外ですが、プロジェクト全体の遅延に繋がるので、協力できることを探します」
→ ゴールに対して「当事者意識」を持って関わっているため、周囲の信頼が一気に高まります。
コミットメントを高めるための「自分への質問」
- 「この仕事で、誰を幸せにしたいのか?」
作業を義務から「貢献」に変えることで、内側から熱量が生まれます。 - 「もし自分が社長なら、どう動くか?」
視点を一つ上げるだけで、責任の範囲を超えたコミットが可能になります。 - 「目標を達成した自分をイメージできるか?」
ゴールを鮮明に描くことが、折れない心(コミットメント)を作ります。
まとめ
- レスポンシビリティは、社会人としての「最低限の義務」。
- コミットメントは、プロフェッショナルとしての「覚悟」。
「やらされている責任」を「やり遂げる決意」に変えた時、あなたのキャリアは大きく動き出します。
まずは小さな仕事から、「自分はこの結果にコミットする」と決めて取り組んでみてください。
コメント