「新しい事業のスキームを考えてくれ」
「この課題、フレームワークを使って整理してみよう」
会議で当たり前のように飛び交うこれらの言葉。なんとなく「枠組み」のことかな?と思ってやり過ごしていませんか?
この2つの違いを正しく使い分けられないと、議論が噛み合わなかったり、的外れな企画を作ってしまったりします。
「どう考えるか(フレームワーク)」と「どう動かすか(スキーム)」を整理して、仕事のスピードを一段階上げましょう。
スキームとフレームワークの違い【比較表】
結論から言うと、「思考の道具」か「実行の設計図」かが大きな違いです。
| 項目 | スキーム(Scheme) | フレームワーク(Framework) |
|---|---|---|
| 意味 | 計画、仕組み、実行の枠組み | 思考の枠組み、分析の型、共通言語 |
| 役割 | 「どう実現するか」を具体化する | 「どう考えるか」を整理する |
| 焦点 | お金の流れ、組織図、工程表 | 3C分析、SWOT分析、PDCAなど |
| 例 | 事業スキーム、返済スキーム | ロジカルシンキングの型 |
【体験談】フレームワークだけでは仕事が前に進まなかった話
昔の私は、フレームワーク(型)が大好きでした。3C分析やSWOT分析を使って、見事なプレゼン資料を作り、「分析は完璧だね」と上司にも褒められていました。
しかし、一ヶ月経ってもプロジェクトは一歩も進みませんでした。理由は単純で、「誰が、いつ、どのお金で動くのか」という具体的なスキーム(仕組み)が白紙だったからです。
この時に痛感しました。
フレームワークは思考の整理整頓。スキームは実働のための設計図。
どちらか一方では、仕事は動かないのです。
会議で評価されるスキームとフレームワークの使い分け
❌ 間違った使い方
「この課題を解決するために、新しいスキームで分析しましょう」
→ スキームは分析の道具ではありません。分析するならフレームワークです。
✅ 正しい使い分け
- 「まずはフレームワークを使って、現状の課題を洗い出しましょう」(思考・整理)
- 「課題が見えたので、解決のための具体的な運用スキームを組みましょう」(計画・実行)
この順番を守るだけで、会議の噛み合わなさは劇的に減ります。
成果を出す人がやっている3ステップ
- フレームワークで型にはめる
いきなり考え始めず、3CやPESTなどの型を使って情報を整理する。 - 整理した情報からスキームを描く
関係者・資金・期間など、実行に必要な要素を具体的に設計する。 - スキームを回しながらフレームワークで再点検
問題が起きたら、再び型に戻って原因を分析する。
まとめ:スキームとフレームワークを混同しない
- フレームワークは、頭の中を整理する「型」
- スキームは、現実を動かす「仕組み」
この2つをセットで使えるようになると、「考えるだけの人」や「闇雲に動く人」から卒業できます。
仕事を前に進めたいなら、まずは「今やっているのはフレームワークか?スキームか?」を意識してみてください。
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