敬老の日に「リンドウ」の花を贈られる方が多いいと思われます。
ご高齢の方で送られてうれしい方はいらっしゃるかと思いますが・・・!
考えてみてください! なぜ、リンドウの花は贈られるのでしょうか?
・リンドウの特徴
リンドウと言っても花に興味がなければわかりませんよね。
リンドウ科リンドウ属の多年草の植物です。
生息地域は日本全国ですね。
色合いは、青や水色、紫などが一般的だそうです。
花の直径は2cm。5~6枚の花びらで構成されています。
花びらは、丸みを帯びているのではなく先端がとがっており三角形の形です。
花茎近くは真っすぐ伸びていますが、先端に行けばいくほど外に開いて筒状だといいます。
小さい物で15cm ぐらいの大人の手のひらサイズといいます。
この花は、なんと! 薬用になるそうです。
驚き、ビックリですよね。昔の人の知恵はすごいです。
確かに山の中ですから薬も医者もいません。いても月に何回開くのかはわかりません。
効果は、次の通りです。
リンドウならなんでもいいとは言えません?
薬用は、多年草で高さが30~60センチになります。根茎は淡黄色。
多少は肥大し長く伸びておりひげ状に長く根を付けている物。
根を噛んで見れると苦みがあるといいます。
もし、おじいちゃんやおばあちゃんから薬用の話がでたらこんな話ですから覚えておくといいかもしれませんよ。
・リンドウとは?(由来)
リンドウと言う花を知っていますか?
綺麗な花ですが、美しさに対して言葉の美しさもこの花にはあります。
リンドウの花ことばには、次のような言葉が付け加えられています。
正義
勝利
誠実
貞節
淋しい愛情
あなたの悲しみに寄り添う
悲しんでいるあなたを愛する
カッコいいですね(笑)。
花の名前は、中国で「葉は竜葵(りゅうき)に似て味は胆のように苦い」と言われてるそうです。中国語の発音ですと竜胆(りゅうたん)ですが日本語でリンドウと言われていることはご存知ですね。
実は、伝説もあり調べれば調べるほど面白い花と言えます。
修行者の役小角(えんのおづの、634~701)が日光の山道を歩いていると、一匹のウサギが雪の中からリンドウを掘り出してなめているのを見つけました。不思議に思った役小角がウサギに尋ねると、主人が病気なのでこの草を探していたと答えて去っていきました。役小角も試しにその草の根を掘り、病人に飲ませてみると優れた効き目のあることが分かりました。役小角はこれは二荒神のお告げに違いないと考え、その後日光ではリンドウが霊草になったそうです。
参照:花言葉
・なぜリンドウが敬老の日に人気があるのか?
リンドウ贈る事は、次の2点が喜ばれています。
- リンドウの紫が高貴な色と指示されている。
- リンドウの根が生薬として重宝されていたことがある。
最初に、なんで紫が高貴と言われるのでしょうか?
実は、聖徳太子が紫の色の着物を着ていたためと言われます。
やっぱり今の天皇とは違い昔ですから最高位の人が着るもの使う物は最高位のものとなり
位で分けるために色を使ったと言います。だから、紫が1番ですから両親に渡すことは一番の方と言う事になります。
リンドウは、薬用としても使われてきました。
リンドウの根には、胃腸を穏やかに保ってくれる作用があります。
植木鉢で売られているリンドウは、薬用にはなりませんが大好きな両親やおじいちゃん。おばあちゃんの健康をねがって贈るものです。
紫のリンドウが、リンドウではありません。
確かに紫のリンドウを選ぶことは、高貴と健康を意味しますが他にも制作者が願いを込めて育てたリンドウもあります。例えば、「白寿」。
どうでしょうか「白寿」なんて長生きしてくださいとしか言えませんよね。
・フランスでは、皮肉のはなことば??
日本では愛情がこもって幸せと言っていいほどの花ですがフランスでは皮肉を込めての花ことばといいます。
リンドウではなくGentiane(ジャンシャンヌ)というそうです。
由来は紀元前の180年ごろにペストが流行りフランス国民はリンドウの根や茎を薬にし助かったと言われます。当時の女王イリュリア王ジェンテウスに由来するといいます。
国によっては呼び方や花ことばが違う事に驚かれます。
・まとめ。
敬老の日に花を贈ることは昔から風習がありますがそれがリンドウが一番人気があるとは私が知りませんでした。
確かに送る側は、いつもこの時期に何を贈ればいいのか悩みの種ですよね。
お酒が好きなら高級酒。おばあちゃんには、高価な服や付属品。
何か心にこもる物が贈りたいと思えるなら是非リンドウをおすすめします。
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