大麻の歴史ってある?!日本はいつから禁止されている?!危険なの!?

植物

時々、メディアをにぎわしている内容に「大麻」ってありますよね。
この「大麻」って実は、かなり昔から存在するものだと皆さん知っていましたか??
そんな昔から、絶えることなく存在しているからには、きっと何らかの意味があるのじゃないかな~と、気になったので、少しその歴史について調べてみることにしました。

大麻の歴史ってある?!日本はいつから禁止されている?!危険なの!?

日本での大麻の歴史を調べてみたところ、それはなんと縄文時代までさかのぼることが分かりました。
縄文時代(紀元前 10000~200年)の、福井県の鳥浜遺跡で見つかった陶器の遺物に、大麻の種と大麻の布の切れ端が含まれていたのだそうです。
そもそも大麻は、その時代の日本人には、とても重要なものだったようです。なぜなら、彼らは、大麻繊維から作られた衣服を身にまとって生活していましたし、それを弓の紐と釣り糸にも使っていたからです。
そう、大麻の繊維は、彼らの生活にはなくてはならない存在だったということになります。
そこには、ちゃんと理由があるのです。
なぜなら、大麻は「高く成長し、丈夫な茎を持つ」植物だったのです。
大麻農業は、1年中のサイクルで作られていたそうです。種を春に植えて、夏に収穫する。そして茎を乾燥させ、繊維にしました。冬の間は、これらを布に織り込み、次のシーズンに着る服を作っていたのだそう。この時代、米や醸造されたお酒は、上層階級の人々に独占されていたのですが、大麻は、広く栽培され、自由に入手することが出来たのだそうです。
なので、日本最古の詩集である「万葉集」にも、江戸時代の木版画の「和国百女」にも大麻についての表現がみられるのです。

また、その他にも、何世紀もの間、日本における「神道」で大麻は重要な役割を果たしていたのだそうです。神道において大麻はその清浄能力を高く評価しており、司祭たちは、その葉の束を振って、信者を祝福したり、悪霊を祓うということを行っていたのです。
その証拠に、神社に展示されていたりする大麻の繊維で織られた厚手の儀式用のローブなどが現在でも残っているのだそうです。

もちろん、先にも書いたように、宗教的なものだけでなく、一般の人たちの生活にもとても重要な役割を持っていたようです。
例えば、日本人は「旅の安全を祈るため」に神社の傍らで大麻の葉を提供していたと言いますし、夏の盆祭りには、家族が死者の魂を歓迎するために家の出入り口で、大麻の束を焼いていたと言われています。

それに、大麻に含まれる薬効成分「カンナビノイド」という成分は、戦前の日本で喘息やアレルギーに効く漢方薬として市販されていたそうです。
つまり、戦前までの日本には、大麻を衣・食・住・医療など多岐にわたって利用する文化があったということになりますよね。

大麻が禁止されたのはいつ??

では、そのように私たちの生活に根づいていた大麻が、私たちの生活から切り離されていったのはいつ頃になるのでしょうか?

それは、1940年代。特に第二次世界大戦が、日本の大麻生産の大きな転換期になったと言われています。
第二次世界大戦中「大麻がなければ、戦争は遂行できない」と軍隊の発言があったのだそう。その発言にあるように、大麻は軍事材料として分類され、海軍のロープ、空軍のパラシュートコードなどに利用されていたのです。
これは余談なのですが、その時代、栃木県では栽培されていた大麻のほとんどが軍に徴収されてしまったそうです。

それほど、軍にとっても大切だった大麻ですが、1945年に日本が敗戦した時に、日本を占領していたアメリカ当局により、大麻の禁止が言い渡されたのでした。
アメリカでは連邦政府が大麻の栽培を事実上禁止していました。なので、占領統治した日本でもこれを実施しようとしたのです。そして1948年7月、現在の日本における大麻防止対策の根拠となっている「大麻規正法」を可決したのだそうです。

大麻って危険なの??

もちろん、現在の日本では大麻は合法化されていませんので、それらを栽培したり使用することは出来ません。
けれど、戦前までの日本では日本人の生活に密着していたのも事実です。

大麻は、ハーブや食品として利用できるほかに、大麻の油は環境を汚さない燃料にもなるそうです。そして、その繊維は耐久性の高い壁紙や衣類になって、クリーンな建材や土に還元するバイオプラスチックの原料になるといわれています。
そうなると、私たちの社会を形成していくためにその利用価値はとても高いと言っても過言ではないように感じます。

まとめ

・日本人は、大麻繊維から作られた衣服を身にまとって生活していましたし、それを弓の紐と釣り糸にも使っていた。
・日本最古の詩集である「万葉集」にも、江戸時代の木版画の「和国百女」にも大麻についての表現がみられる。
・日本における「神道」で大麻は重要な役割を果たしていた。
・戦前の日本で喘息やアレルギーに聞く漢方薬として市販されていた。

大麻って聞くと、なんだか怖いイメージを持ちがちですが、実は私たち日本人の生活に密着した植物だったのがよくわかりますよね。

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