実は・・・、
我が家の牛乳消費量は、半端ない量です(><)
だんなさんをはじめ、子どもたちがまるで水かお茶のように牛乳を飲みます。
私は、小さい頃から食事にはお茶で育ってきたので、学校で、給食に牛乳がついてきて「ご飯に牛乳?!」って思った人間なので、この状態は少し理解できないのですが、だんなさんの実家は、常に牛乳が冷蔵庫に入っていて、ご飯のときはそれをお茶代わりに飲む家庭だったようで、気付けば、我が子どもたちもその状況が当たり前になってしまっています(苦笑)
牛乳の値段の違いって何??値段の差って何で決まっているの??
そんなわけで我が家の冷蔵庫には、常に牛乳パックが大量にストックされているのですが、できるだけ牛乳の特売日にまとめ買いをするようにしています。
ところで、牛乳って、種類によって値段が違いますよね?
安めの牛乳もあれば、高い値段の牛乳もある。
あれっていったい何で金額が決められているのでしょうか??
牛乳パックを見てもらうとよくわかるのですが、値段が安いほうの牛乳には「成分調整乳」高いほうの牛乳には「成分無調整乳」と書かれていると思います。
つまり、牛乳に含まれている乳脂肪分がキーだったのです。
乳脂肪分
では、乳脂肪分って一体何なのでしょう??
乳脂肪分とは、牛から搾った生乳をしばらく置いておくと現れる、色が濃くなっている部分で、この乳脂肪分があることで、牛乳にコクが出るのだそうです。
でも、ちょっと不思議じゃないですか?
同じ牛から搾っているのに、どうして乳脂肪分の多い牛乳とそうでない牛乳ができてくるのでしょうか?
実は、そこには人間が手を加えていたのです。
先にも書いたのですが、値段が高い牛乳のほうには「成分無調整」と、そして安いほうの牛乳には「成分調整」と書かれています。
つまり、安いほうの牛乳は、人が手を加えて成分を調整して作ったものということになります。
ちなみに、成分無調整の牛乳は、牛から搾ったままの生乳を加熱殺菌して、水や他の原料は入れないで、成分は乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上を含んでいるものです。
生乳から、乳脂肪分の一部を除去するか、水分の一部を除去して成分を濃くするなどの調整を行ったものを成分調整の牛乳と呼びます。
で、先ほどの疑問の答えなのですが・・・
成分調整牛乳のほうが安い理由は、取り除いた乳脂肪分から、バターや生クリームといった製品を作って販売しているからなのです。
つまり、牛乳以外に造ろうとしている製品があり、その製品を作る段階で出来上がった脂肪分の少ない牛乳もついでに売っちゃえばいいじゃん♪ ということだったんですね。
無調整と調整での違いって何??
ここまで書いたように、もちろん、乳脂肪分の含有量に違いがありますが、その他に何か違いはあるのでしょうか??
飲み比べてみると分かるのですが、実は、味自体にはさほど差がありません。
ここには、牛乳を作っている皆さんの努力があるのです。
牛乳のコクが失われないぎりぎりの乳脂肪分である、1.6%を保つようにしているのです。そのおかげで、味に大差ない成分調整乳ができるというわけです。
さらに、成分調整牛乳は、脂肪を減らしているのでカロリーが抑えられています。昨今の健康志向には、もってこいの牛乳ですよね。
成分調整牛乳よりさらに安い牛乳って?!
余談ですが、じつは、成分調整牛乳よりさらに値段が安い牛乳が存在するんです。
それは・・・、
「低脂肪牛乳」と呼ばれるものです。
この低脂肪牛乳は、成分調整牛乳よりも低い乳脂肪分1.5%以下の牛乳になります。
まとめ
・値段が安いほうの牛乳は「成分調整乳」高いほうの牛乳は「成分無調整乳」。
・成分無調整の牛乳は、牛から搾ったままの生乳を加熱殺菌して、水や他の原料は入れないで、成分は乳脂肪分3%以上、無脂乳固形分8%以上を含んでいるもの。
・成分調整の牛乳は、生乳から、乳脂肪分の一部を除去するか、水分の一部を除去して成分を濃くするなどの調整を行ったもの。
・成分調整牛乳のほうが安い理由は、取り除いた乳脂肪分から、バターや生クリームといった製品を作って販売しているから。
・成分調整の牛乳は、牛乳のコクが失われないぎりぎりの乳脂肪分である、1.6%を保つようにしているので、成分無調整の牛乳と味に大差がない。
・乳脂肪分1.5%以下の牛乳が低脂肪牛乳で、値段も一番安い。
どうでしたか?
牛乳の値段の違いのミステリー、解明することが出来ましたでしょうか?(笑)
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