スポンサーリンク

「銀行」「Bank」の語源って何?

エンタメ

子供たちが夏休みに入り、なんだか、逆に慌しい日々を過ごしている我が家ですが・・・。
長男くんは、できるだけ早くに宿題を終わらせてしまいたいタイプらしく、もくもくと日々宿題に励んでいます。 夏休みの課題が書かれている宿題をみていて気付いたのですが、私たちが子供の頃あった貯金箱を作る宿題って、今の子たちには無いんですね~。
私は、結構あの宿題が好きで、こだわった銀行型の貯金箱を作ったことを今でも覚えています(笑)

「銀行」「Bank」の語源って何?

幼い頃に作った銀行型の貯金箱 でっかく「BANK」と書いたことを今でも鮮明に思い出せるのですが、ところで、「bank」の語源って一体何なのでしょうか??
日本語でも「銀行」って言いますよね?? どうして「銀」と「行」なのでしょう?

まずは、銀行について少し書いてみたいと思います。

銀行とは

銀行という機関は、概ね、預金の受け入れと資金の貸し出し(融資)を併せて行う業者のことを指しているのだそうです。世界各国において、「銀行」という名前で規制に服している金融機関を指しているのですが、その範囲は国によって大きく異なっているようです。
また、為替取引を行うことができて、銀行券の発行を行うこともあるそうです。
難しいことは置いておいて、銀行の業務目的の第一は、市場経済の大元である通貨の発行です。

銀行というところが、その業務を行うにあたって一番大事なことが「信用」です。そのために、経営が悪くなっても活動を続けることができる他の企業とは違って、銀行は、経営が悪くなれば信用が無くなって取り付け騒ぎに発展して破綻してしまったり、批判を受けながら政府の救済を受けたりする事になります。
なるほど~、「○○信用銀行」というのは、「信用して貰って大丈夫ですよ」「信用して下さいね~」という表れだったのですね(笑)

さて、話を戻しますが、もともと「銀行」という名前の由来になったのは、明治5年(1872年)に制定された、「国立銀行条例」の典拠となったアメリカの国立銀行法(National Bank Act)の「bank」を「銀行」と翻訳したことが始まりなのだそうです。

翻訳する時に、名高くえらい学者さんたちが集まって、あ~だ、こ~だと協議を重ねた結果、お金(金銀)を扱う店という発想から中国語で「店」を意味する「行」を用いて、「金行」もしくは「銀行」という案が有力になったそうです。そのころ通過として流通していたのが、「銀」だったこともあって、結局、語呂のいい「銀行」が採用されることになったという説がもっとも有力なようです。

また、もともと「銀行」という言葉は、中国で使われていたものという説もあるそうです。「金」ではなく「銀」だった理由は、やはりその頃流通していたものが「金」ではなかったからだとか。

このほかにも、渋沢英一が決めたとか、もともとイタリア語で「肘掛け椅子 = 座っているだけで金が儲かる」という意味だとか、なかなか諸説あるようですね。

ちなみにこれは余談なのですが、銀行のトップのことを「頭取」といいますよね?
この「頭取」」は、雅楽の演奏をする時に全体をリードする首席奏者を指す「音頭取り」から由来しているのだそうです。なんて、歴史のある言葉なのでしょうか。
でも、現在ではその歴史ある「頭取」から「社長」や「CEO」へと変化している銀行もあります。ちょっと残念な気もしますね。

Bankとは

一方、「Bank」のほうは「Banco」というイタリア語を由来としているのだとか。
「Bank」の語源は、12世紀頃、当時世界の貿易や文化の中心であった北イタリアに生まれた銀行の原型といわれている両替商が、両替のために使用した「BANCO」という長机や腰掛に由来しているという説があるそうです。
フィレンツェの銀行家たちは、緑色の布で覆われた机の上で取引を行うことを常としていたそうです。そのルネサンス時代にこの「Bank」という言葉ができたのだというのです。

まとめ

・銀行の由来はアメリカの国立銀行法(National Bank Act)の「bank」を「銀行」と翻訳したことが始まり。
・もともと「銀行」という言葉は、中国で使われていたものという説もある。
・渋沢英一が決めたという説もある。
・もともとイタリア語で「肘掛け椅子 = 座っているだけで金が儲かる」という意味。
・「Bank」は「Banco」というイタリア語を由来としている。

いままで、何の疑問も持たずに「銀行」と使っていたけれど、こんなにいろいろな説があった事にビックリしました(笑)
この「銀行雑学」。そのうちどこかで披露することができたらいいな~とひそかに思っています(^^)

エンタメ
スポンサーリンク
スポンサーリンク
JBをフォローする
JBLOG

コメント