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防水加工と撥水加工の違いと定義。

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もうすぐ、小学校のスキー教室なるものがありまして、我が家の子どもたちも参加する予定です(^^)
なので、久しぶりにスキーウェアを取り出して、ふと、思いました。
これって、防水加工されていたんだっけ??

防水スプレー、かけておけば大丈夫かな??

そう思い、防水スプレーをみてみると、そこには「撥水効果」と書かれている・・・。
防水と撥水って何が違うの??
そこで、今回は、防水加工と撥水加工について調べてみることにしました。

防水とは

「防水」とは、生地の裏側まで水を通さないことです。
例えば、レインコートや防水のリュックといった物を考えてもらうと、分かりやすいと思いますが、防水加工されているものは、その内側まで水を通さないようになっています。

けれど、時々、防水加工されたものでも生地の表面が濡れてしまっているものを見たことってありますよね??

そうすると、「あれ~、防水加工の効果が切れてしまったのかな?」と思いがちですが、これは、実は表面の「撥水加工」の効果がなくなってしまったことによるものなのです。
けれど、その生地の内側は、全く濡れずに防水性を保つことができて、例えば、穴が開くなど生地が破損するまでその防水効果は持続します。

撥水とは

では、「撥水」とはどのようなものでしょうか?

撥水」は、生地の表面を水の粒が転がり落ちるような作用で、「水が弾く」といった表現で表されます。

生地の表面や生地を作り出している糸自体に、撥水コーティングをすることで撥水加工を行っています。

この撥水加工コーティングによって、水分が生地についても、コロコロと転がるように落ちて、生地が濡れにくくなるのです。

撥水加工のされた生地は、コーティングで水や油を弾く効果をプラスしているので、汚れなどが生地に染み込みにくく、さっと拭き取るだけでお手入れできるという、すばらしい特徴を持っています。
けれど、そのコーティングがはがれてきてしまうと、撥水効果がなくなってしまうので、水や汚れを弾かなくなってしまうそうです。傘やレインコートが水を弾かなくなってきてしまうのは、この効果がなくなってきてしまっているからなんですね。

防水と撥水の違い

つまり、「防水」と「撥水」の違いを一言で表すと

「防水」→水を通さない機能

「撥水」→水を弾く機能

といったところでしょうか?
余談ですが、防水や撥水というのは、永久機能ではないそうです。

「防水」は生地が磨耗したり劣化したりした時に、「撥水」はコーティングが落ちたときにその機能を失ってしまいます。
なので、長くその機能を持続させたい時には、定期的なメンテナンスや、使用後の小まめな選択なんかが必要なんだそうです。

また、市販の「防水スプレー」は、なぜ水を弾くのかというと、撥水の成分が入っていてその成分が吹き付けた生地に撥水加工を施しているというわけです。

ちなみに、キャンプなんかで使うテントなどは、一般的に表面は撥水加工がされており、裏面は防水コーティングがされている事が多い様です。

そして、最近はレインウェアの製品タグなどに、「耐水圧」と表示されているものもあるので、ここで簡単にそのことについて説明させてもらいますね。

「耐水圧」というのは、生地に染み込もうとする水の圧に耐える性能数値のことです。これは製品がどれくらいの水圧に耐えれる防水性をもっているのかを表し、例えば、傘の耐水圧は250程度なのだそうです。一般的な目安の数値は
・20.000mm・・・嵐
・10.000mm・・・大雨
・2.000mm・・・中雨
・300mm・・・小雨

なのだそうです(^^)

ところで、防水されている生地ってなんだか蒸れて暑いような感じがするのは、私だけでしょうか??
そんな方は、ぜひ、撥水加工の生地素材のものを選んでください。

撥水加工の生地素材はコーティングに、極小さな隙間があるので、内側から発散される水分を放出し比較的蒸れにくくなっているのです。

逆に、防水加工の生地素材は、全く水を通さない塩化ビニルなどの機密性の高い素材を使うため、汗を吸わない上に、通気性がないことがほとんどなのだそうです。

まとめ

・「防水」とは、生地の裏側まで水を通さないこと。
・「撥水」とは、生地の表面を水野粒が転がり落ちるような作用があり、生地が濡れにくくなること。
・「撥水加工」は汚れなどが生地に染み込みにくく、簡単に手入れができる。
・「防水」や「撥水」は永久機能ではない。
・「防水スプレー」は撥水の成分が入っている。
・撥水加工の生地の方が、蒸れにくい。

調べてみて、初めて、「防水」と「撥水」の違いを知りました(^^)
とりあえず、子どもたちのスキーウェアに、防水スプレーふっておこうと思います♪

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