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天然真珠、養殖真珠の違いはある??人魚の涙と言われていた??

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今年、我が家では、小学校の卒業式と中学校の入学式があります。
そろそろ、式典で着る服を決めないと~と思って、いろいろ考えているのですが・・・。
それにあわせて、私が嫁ぐ時に母が持たせてくれた、真珠のネックレスやイヤリングの保管場所を確認しました。

それを見ていた、我が家の長女さん「うわ~、きれいな真珠。ねぇ、私にもつけさせて~」と。
彼女には大きめのネックレスをつけてご満悦(^^)
「これってどうして丸いの?どうやったらできるの?」
真珠のでき方なんて良く知らない・・・。

 仕方ない。

調べてみますか。

真珠

真珠あるいは、パールと呼ばれる、貝から採れる宝石のこと。

6月の誕生石。石言葉は「健康・冨・長寿・清潔・素直」

真珠は、貝の体内で生成されるので、生体鉱物(バイオミネラル)呼ばれています。

硬い貝殻を作るための成分を分泌する外套膜(がいとうまく)が、貝の体内に偶然に入り込むことで生成されることが分かっています。

なので、真珠の成分は、貝殻の成分と同じです。

また、真珠は、貝殻を作る軟体動物であれば生成する可能性があります。
外套膜は細胞分裂を繰り返して袋状になり、真珠袋を作ります。その中で、カルシウムの結晶と有機質が交互に積層した真珠層が形成されて、真珠ができていくのだそうです。

そして、その真珠には、貝類に自然に形成される「天然真珠」と。真珠貝の中に人工の核を挿入して形成させた「養殖真珠」があります。

真珠の注意点

真珠は、冠婚葬祭のいずれの場面でも使う事ができる装飾品です。
炭酸カルシウムが主成分であるため、汗などがついたまま放置や保管してしまうと、塩分と化学反応が緩やかに発生して、真珠特有の光沢が失われてしまいます。

そのため、

着用後には、柔らかい布などで拭くなどの手入れが必要です。

そう! だから、卒業・入学式前に、確認をしていたのです♪
って、本当なら使った後にきれいにしておくべきなのですが・・・(><)

天然真珠と養殖真珠の違い

天然真珠は、貝殻の内面に真珠層を持っている貝類に広く発生するそうですが、実際には二枚貝によって形成されるものがほとんどだそうです。

まず、何らかのきっかけで、貝殻を作る外套膜の上皮細胞の中に異物が入り込みます。その異物の侵入によって、細胞が袋状の組織を作り始め、真珠袋と呼ばれるものが出来上がります。その真珠袋から、真珠質が分泌されて行く事で、真珠が形成されていきます。

養殖真珠が発明されるまでは、宝玉として珍重されてきました。

真珠の歴史

そして、その歴史は古く、「月のしずく」「人魚の涙」と呼ばれていた天然真珠は、古くから世界の人々を魅了してきました。

エジプトでは、紀元前3200年頃から既に知られていたと言われていて、クレオパトラが酢に溶かして飲んでいたという有名な話があるそうです。

中国では、紀元前2300年頃、ペルシャで紀元前7世紀頃、ローマでは紀元前3世紀頃から天然真珠が用いられていたという記録があります。
天然真珠は、自然に出来上がるものなので綺麗な丸でないことがほとんどで、流通もほぼしていないそうです。

一方、養殖真珠は真珠貝の体内に人工の核を挿入して形成させたもので、1893年に御木本幸吉(みこもとこうきち)が初めてその実用化に成功しました。
その作り方は、母貝の生殖巣に外套膜片と核が移植され、移植された外套膜片の細胞が核の表面を覆いながら袋状の組織を作り出し、外套膜の上皮膜が核の表面を全部覆い尽くすと真珠袋が出来上がり、真珠質が分泌され真珠が形成されるという仕組みになっている様です。

真珠を取り出せるようになるまで、半年~3年かかるそうです。

真珠をアクセサリーに加工する場合、ほとんどが真珠自体に穴を開けます。

養殖真珠の場合、この穴からいろいろな物質(汗や化粧品など)が侵入することで内部から変色が始まり、天然真珠よりも真珠層が薄いので表面のほうまで変色する速度が速いようです。

一方、天然真珠は核がないかとても小さいのでそのほとんどが真珠層であり、内部からの変色がほとんどないそうです。
なるほどね。なので、着用後のお手入れが大切なんですね。

まとめ

・真珠には、天然真珠と養殖真珠がある。
・天然真珠は希少で、ほとんど流通していない。
・天然真珠の歴史は古く、紀元前3200年頃から既に人々に知られていた。
・養殖真珠は、天然真珠よりも真珠層が薄いため、表面まで変色するのが早い。

天然の真珠って、それほど流通していないんですね。
もちろん、私のネックレスも、養殖真珠。 でも、母がお嫁に持たせてくれた大切な真珠に変わりはないので、大事に使って、いつか、娘に渡してやることができたらいいなと思っています(^^)

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