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末広がりの8は縁起がいいの??その由来とは??

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皆さんは、好きな数字がありますか?
私はなぜか昔から「3」が好きなのですが、特に意味はありません(笑)
数字で、よく聞くのは「ラッキー7」とか、「末広がりの8」とかですよね?
今回は、この「末広がりの8」について、調べてみたいと思います。

8は縁起がいい

数字の「8」は漢字で書くと「八」つまり、「末広がり」を表しています。
また、数字の「8」は横にすると無限大の記号「∞」となります。
そういった理由から、縁起のよい数字とされている様ですね。
でも、調べてみたところ、漢数字の「八」が末広がりだから縁起がいいといわれるのは、どうも後付けの理由らしいのです。
その証拠が、「八雲立つ」というスサノオが作ったとされる歌に残されています。

高天原を追い出されたスサノオは出雲に降り立つと、そこでヤマタノオロチを退治して英雄になります。
スサノオはヤマタノオロチに生贄に出される予定だった奇稲田姫(クシナダヒメ)を妻にして、新たな住処で歌を歌ったのだそうです。

八雲立つ 出雲八重垣妻籠みに 八重垣作る その八重垣を

「八雲」とか、「八重」とか、とにかく8という数字を重ねて作られています。つまり、相当昔から「8」は特別な数字だったという事です。けれど、スサノオの神話が生まれた時代に「漢字」はまだ伝わっておらず「八」が末広がりだから縁起がいい、という理屈は成立しないのです。
では、どうして、「8」が縁起のいい数字になったのでしょう??
それは、日本古来の聖数字が「2」と「8」だったからといわれています。

聖数字とは?

では、聖数字とはどんな数字のことでしょうか??
例をあげて話をしたいと思います。

例えば「百科事典」とか「百貨店」といった言葉がありますよね? この言葉の「百」には、「すべて」とか「豊富な」「沢山」といったニュアンスがあると思います。けれど、実際には百貨辞典には、100以上のことが載っていますし、百貨店にも100以上の品物が売られています。
つまり、「百」に「すべて」「沢山」といったニュアンスがあるから「百」なんです。
その「百」のポジションに、かつて「8」が座っていたんです。そういう時代が日本では長く続いたので「8」は特別視されて、縁起の良い数字になっていったのです。

「8」にまつわる縁起のいい話。

先ほども書きましたが、「8」は日本の聖数字でした。
更に「八」は「末広がり」といい、裾が開いたイメージがあります。
「古事記」や「日本書紀」には、末広がりの「八」へのこだわりが多くみられています。
また、三種の神器は八咫鏡・八十握剣・八坂瓊勾玉と、鏡、剣、玉にみな八の形容詞を冠らせています。八は聖数字であるとともに、呪力のある数字だったのです。

「米」という漢字を分解すると、縦に「八十八」と読むことができます。
かつて日本は「瑞穂(みずみずしい稲穂のこと)の国」と呼ばれていました。現代でもお米は日本人にとって欠かせない食べ物です。そのため縁起の良い88歳を「米寿」と呼ぶようになったのです。

煩悩が消え、願いがかなうとされている四国巡礼。
四国八十八ヶ所の霊場を巡るお遍路。一番札所から順番に巡る「順打ち」が一般的な巡礼方法ですが、八十八番から巡礼する「逆打ち」は順打ちの3回分のご利益があるといわれているそうです。

八角形は八方位を表し、風水においては八角形の形をした鏡を用いて、八方位のエネルギーを引き寄せて身を守ることで、開運を導くといわれています。

まとめ

・「8」は昔、日本の聖数字だった。
・「八」は聖数字であるとともに、呪力のある数字だった。

末広がりや、∞(無限大)の意味のある「8」ですが、相当昔から、日本人にとっては意味のある大切な数字だったんですね。
人によって、好きな数字だったり、ラッキー数字だったりは違うと思いますが、日本にとっては「8」がそうだったのだと知ることができました。

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