【Slack/Teams術】「直チャット」と「メンション」はどう使い分ける?嫌われないチャットマナーの基本

言葉の違い
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「これ、みんなが見ているチャンネルで聞いていいのかな……」
「でも、いきなり上司に個別のダイレクトメッセージ(DM)を送るのも緊張する……」

SlackやTeamsを使い始めたばかりの頃、私は一つのメッセージを送るのに10分以上悩んでいました。
メールなら宛先を選べば済みますが、チャットには「公開された場での発言(メンション)」と「1対1会話(直チャット)」があり、その境界線がわからなかったからです。

当時の私は「邪魔をしたくない」という一心で、何でもDM(直チャット)で送っていました。
するとある時、先輩から「それ、みんなに共有してくれたら助かるのに!」と言われ、逆に効率を下げていたことに気づいたのです。

実は、チャットツールには「情報はオープンにする」という暗黙のルールがあります。

この記事では、ビジネス初心者が迷いがちな「直チャット(DM)」と「メンション」の違いと、相手を不快にさせない使い分けの考え方を、実体験を交えて解説します。

直チャットとメンションの違い|それぞれの役割

まずは、チャット上での「声のかけ方」の違いを整理しましょう。

メンション(@名前)

  • 共有チャンネル内で特定の人に通知を送る
  • やり取りはチーム全員が閲覧できる
  • 情報が蓄積され、ナレッジとして残る

直チャット(DM)

  • 自分と相手だけの非公開チャット
  • 周囲を気にせず相談できる
  • 内容はチームに共有されない

メンションは「共有を前提とした会話」、直チャットは「個別の会話」という性質の違いがあります。

私の実体験|DMばかりで起きた非効率

新人の頃、私は質問をすべて直チャットで送っていました。
その結果、私が解決した内容を別の同僚がまた同じように質問し、上司が同じ説明を何度もする状況が生まれました。

そこで意識を変えたのが、「誰かの役に立ちそうな情報は共有チャンネルでメンションする」という考え方です。
これだけで、チーム全体のやり取りがスムーズになりました。

判断に迷ったときの使い分け一覧

項目メンション直チャット
場所共有チャンネル個別チャット
情報の性質業務の質問・進捗・依頼個人的な相談・勤怠・給与
メリット他の人も状況を把握できる心理的に送りやすい
おすすめの場面みんなに知ってほしい内容相手だけに関係する内容
避けたい場面叱責・個人批判重要な業務判断

相手を不快にさせないチャットの基本マナー

オープンを基本にする

迷ったら、まずは共有チャンネルでメンションするのが無難です。
「DMでお願いします」と言われた場合だけ、次から直チャットに切り替えれば問題ありません。

いきなり通話せず、まずチャット

「今、少しお時間よろしいですか?」と一言チャットを入れるだけで、相手の集中を奪わずに済みます。

要件を先に書く

「@〇〇さん、〇〇の件で確認です。」のように、相手が通知を見た瞬間に内容が分かる書き方が好まれます。

まとめ|チャットはチームの資産になる

直チャットは個別の会話、メンションは共有を前提とした会話です。

最初は「みんなに見られる場所で発言するのが怖い」と感じるかもしれません。
しかし、あなたの質問ややり取りは、後から誰かを助ける大切な情報になります。

まずは今日、ちょっとした質問を共有チャンネルでメンションしてみてください。
それが、チームに信頼される第一歩になります。

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