「スケジュール通りに進めているはずなのに、なぜか納期直前でパニックになる」
「進捗を聞かれて『順調です』と答えた翌日に、大きな見落としが発覚した」
こんな経験はありませんか?
実はこれ、「スケジュール(線)」だけを見て、「マイルストーン(点)」を意識していないことが原因かもしれません。
この2つの違いを理解すると、仕事の「締め切り」に追われる日々から、「目標」をコントロールする日々へと変わります。
かつて、ガントチャートを埋めることだけに必死で、肝心の納期を飛ばしかけた私の失敗談をもとに、プロジェクトを成功させる「逆算のコツ」をお伝えします。
【比較表】マイルストーンとスケジュールの違い
この2つの違いは、「作業の流れ」を見るか、「重要な節目」を見るかにあります。
| 項目 | スケジュール(Schedule) | マイルストーン(Milestone) |
|---|---|---|
| 意味 | 全体の時間割・作業工程 | 重要な節目・中間目標地点 |
| 形状のイメージ | 線(期間) | 点(期日) |
| 役割 | いつ、何をやるかを示す | いつまでに、何が終わっているべきかを示す |
| 具体例 | 資料作成(3日間)、リサーチ(2日間) | 企画書の承認、契約締結、ベータ版完成 |
ポイント:
スケジュールは「登山ルート」、マイルストーンは「〇合目の標識」です。
「作業の完遂」が目的になっていた新人時代の失敗
新人の頃の私は、スケジュール表に「月曜:資料作成、火曜:修正…」と細かく書き込むのが大好きでした。
しかし、あるプロジェクトで、作業自体は順調だったにもかかわらず、「クライアントの最終確認」という重要なマイルストーンをスケジュールに組み込み忘れていました。
結果、自分の作業が終わった時にはクライアントが不在で、納期が1週間遅れるという大失態。
「作業(スケジュール)」をこなすことに満足し、「重要な節目(マイルストーン)」を完全に見失っていたのです。
上司を安心させる進捗報告のコツ
進捗報告では、スケジュールだけを話す人と、マイルストーンを意識している人で、評価が大きく分かれます。
惜しい報告(スケジュールのみ)
「今、スライドの5枚目を作成中です。今日中に終わらせる予定です」
→ それで全体に間に合うのかが見えません。
信頼される報告(マイルストーンを意識)
「来週月曜の『資料完成』というマイルストーンに向けて、現在スケジュール通り5枚目を作成中です。今のペースなら、予備日を残して明日には完了します」
→ 上司は全体像を把握でき、安心して任せられます。
マイルストーンを設定すべき3つのタイミング
- 誰かの承認が必要な時
自分の手元を離れるタイミングは、必ず節目として設定しましょう。 - 後戻りできない決定を下す時
発注や公開など、やり直しがきかないポイントです。 - 成果物が完成する時
途中経過ではなく、ひとまとまりの成果が完成した瞬間です。
まとめ:遅延を防ぐ逆算思考を身につけよう
- スケジュールは、日々の歩み
- マイルストーンは、到達すべきチェックポイント
スケジュールという流れの中には、必ず重要なマイルストーンがあります。この2つを意識的に使い分けるだけで、仕事の精度と信頼性は大きく変わります。
まずは、今あなたが抱えている仕事の「次のマイルストーン」がいつなのかを確認することから始めてみてください。
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