どちらを使うべきか迷って、宛名を書き直した経験はありませんか?
特に新入社員や若手ビジネスパーソンにとって、使い分けを間違えると失礼にあたるため注意が必要です。本記事では、御中と様の意味・違い・正しい使い分け方をわかりやすく解説し、
実際に使える具体例文も紹介します。これを押さえておけば、取引先や顧客に好印象を与えられます。
結論:御中は「組織宛」、様は「個人宛」
- 御中: 会社・部署・学校・団体など「組織」に対して使う
- 様: 担当者など「個人」に対して使う
つまり、宛先が「組織か個人か」で選べばOKです。
「御中」の意味と正しい使い方
「御中(おんちゅう)」は、組織や団体を敬う敬称。
相手の会社や部署全体、事務局などに送る場合に使います。
個人が特定できないときの「まとめて宛てる」イメージです。
例文:
株式会社〇〇 御中 営業部 御中 〇〇協会 御中
📌 ポイント:
– 「御中」は個人名には絶対つけない
– 部署名や団体名のあとに付ける
「様」の意味と正しい使い方
「様」は、相手の個人を敬う敬称。
担当者名や役職名に対して使います。
メールや郵送物では「個人が明確にわかっている場合」は必ず「様」を使うのがマナーです。
例文:
株式会社〇〇 営業部 佐藤様 〇〇協会 事務局 山田様
📌 ポイント:
– 名前の後に必ず「様」を付ける
– 「役職+様」もOK(例:課長様)
よくある誤用:「御中様」はNG
ありがちなミスが「株式会社〇〇 御中 佐藤様」という書き方。
これは二重敬称であり、相手に「敬語を知らない」と思われかねません。
正しくは、
- 組織宛 → 株式会社〇〇 御中
- 個人宛 → 株式会社〇〇 営業部 佐藤様
ケース別の使い分け
- 会社や部署など、特定の個人が明記されていない → 御中
- 担当者名がわかっている → 様
- 担当者不明 → 「御中」で送り、本文冒頭で「ご担当者様」と書く
ビジネス現場での注意点
- 求人応募や取引先への正式文書では特に間違えないこと
- 取引先によっては部署名+様を推奨するケースもある
- 迷ったら「様」で個人名を特定するのがベスト
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まとめ|御中と様の違いをマスターしよう
- 御中 = 組織宛
- 様 = 個人宛
- 「御中様」は誤用
- 迷ったら「様」で担当者名を入れると丁寧
「御中」と「様」の違いを正しく理解しておけば、宛名で失礼することはありません。
社会人としての基本マナーを押さえて、安心してビジネスメールや郵送文書を送りましょう。
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