「また上司からフィードバック(指摘)をもらってしまった……自分はダメな人間なのかな」
「改善点を言われると、過去の失敗を責められているようで辛い」
仕事をしていると避けて通れないのが「フィードバック」です。しかし、多くの若手がこれを「過去のダメ出し」と捉えてしまい、モチベーションを下げてしまっています。
そこで今、注目されているのが「フィードフォワード」という考え方です。この2つの違いを知ると、上司からの厳しい言葉も「自分を責める刃」ではなく、「未来を切り拓く地図」に見えてきます。
かつて、指摘を受けるたびにトイレで落ち込んでいた私が、どうやって「もっと指摘をください!」と言えるようになったのか。その秘訣をお伝えします。
【比較表】フィードバックとフィードフォワードの違い
この2つは「見ている方向」が真逆です。
| 項目 | フィードバック(Feedback) | フィードフォワード(Feedforward) |
|---|---|---|
| 視点の向き | 過去(終わったこと) | 未来(これからすること) |
| 主な目的 | 原因の追及、軌道修正 | 解決策の提示、成長の促進 |
| ニュアンス | なぜ失敗したか? | 次はどうすれば成功するか? |
| 受け手の印象 | 反省、修正 | ワクワク、行動の変化 |
ポイント:
フィードバックは「答え合わせ」、フィードフォワードは「攻略法の相談」です。
【体験談】「なぜ?」と聞かれるのが怖かった日々
新人の頃、上司に「この資料、なんでこうなったの?」と聞かれるのが苦痛でした。問い詰められている気がして、言い訳ばかり探していたんです。
しかし、ある時リーダーからこう言われました。
「過去の原因を探るのは、君を責めるためじゃない。次の案件で君が楽に勝てるようにするためだよ」
この言葉で視界が開けました。指摘は「過去の否定」ではなく「未来の投資」だったのです。
評価される人の「受け答え」NG例とOK例
上司からの指摘を受けた時、どう返すかであなたの「成長速度」が決まります。
❌ NGな例(過去に執着する)
上司:「このメール、もう少し丁寧な方がいいよ」
あなた:「すみません、時間がなくて……以後気をつけます」
→ 言い訳と精神論で終わっており、具体的な改善(未来)が見えません。
評価される例(未来へつなげる)
上司:「このメール、もう少し丁寧な方がいいよ」
あなた:「ご指摘ありがとうございます。次は具体的にどのフレーズを修正すべきでしょうか? 次回からテンプレートに反映させて改善します!」
→ 指摘を自分から「フィードフォワード」に変換しています。
【実践】自分からフィードフォワードを引き出す質問
上司がフィードバック(ダメ出し)しかくれない時は、自分からこう質問してみましょう。
- 次はどうすれば、より良くなるでしょうか?
- 〇〇さんの視点から見て、私の伸びしろはどこにありますか?
「未来」を指し示す質問を投げかけることで、強制的にフィードフォワードを引き出すことができます。
まとめ:上司の言葉を成長の武器に変える
- フィードバックは、現在地を知るための「鏡」
- フィードフォワードは、目的地へ進むための「羅針盤」
どちらが欠けても、仕事の成長は止まってしまいます。過去の失敗を振り返る勇気を持ちつつ、常に視線は未来に向けていきましょう。
上司の言葉をどう解釈するか。それだけで、あなたの1年後の姿は劇的に変わるはずです。
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