あなたの目の前に五体不満足と思える方とすれ違った場合。目を疑いますよね。
気持ちはどうですか。
国から重度障害と言う認定を受けて生活されています。
働く事も無理です。生活もできません。
もし突然あなたが何らかの理由で障害を背負ったらどうしますか?
重度障害とは?
障害といっても色々と国は、区分をつけて軽度、中度、重度とわけています。
この認定を受けるには、審査基準が厳しくちょっとのことだけでは認定はされません。
仮に、高齢となり体が思うように動かないのは障害ではありません。
「障害とは、身体の損傷、活動の制約、参加の制限が含まれる包括的な用語である。損傷は身体における機能もしくは構造に対するものを指し、活動の制約は個人が仕事や行動を行う際に直面する困難を指し、参加の制限は個人が生活する中で体験する問題である。したがって、障害は複雑な現象であり、ある個人の肉体が持つ特徴と、その人が生きる社会の特徴とがもたらす相互作用の反映である。」
参照:ウィキぺディア
五体満足の私たち(健常者)からしてみればあたりまえにできることが体に障害があればできないのです。
あなたには手足がありますよね。
もしなければ、手につかむことはできません。足がなければ好きなところに向かえません。
健常者のあなたは、どう思われますか。
認定基準、大変です。
よく人は、障害のある方に対して、「大変ね」「がんばって」「・・・・・(関係がない)」と言う方がいますが、体が動かないからオレは障害者だとほうべんを軽い気持ちで言われる方がいます。
だが国は、きちんとラインを引き簡単に「障害者」という言葉で言っても認定されるにはかなりの厳しい基準があります。
認定にはいくつかの項目(等級)があります。
等級といっても本当は差別的に聞こえるかもしれませんが、だれしもが不満がないようにするために等級があると思います。
等級は、軽度の14級から一番重症の1級まであります。
色々な障害の程度により判別されています。
この審査基準は一概に公平といえるかどうかは、一時期問題となりました。
あの先生なら障害者として認めてもらえる診断書を書けるとだれしもが安易に認定はされません。
国からの指定医、指定病院でなければ診断書は発行してもらえません。
そこまで行くのに紹介状などが必要でお金もかかります。
もし、産まれた時や何らかの事故などで後遺症を受けそれが重度の障害を背負うことになったなら病院のソーシャルワーカーに相談する事がいいかもしれません。
一番よい方法が見つかるかもしれません。
さて、障害といっても軽度の14級から一番重い1級まであるとお話しいたしました。
これは、全ての障害に対しての判断となります。
障害の症状を判断するのは差別と言われるかもしれませんが、軽度と重度の方が一緒の支援では本人も家族も大変な苦労となります。
認定基準は、全ての障害がある方に対しての基準ですのでもしあなたがこれからご自身の障害について認定を受けるなら参考にしてください。
読んでいただいてお分かりになると思いますが、等級が少なくなるほど症状は重くなります。
こんなにすごい人がいるのかと言わんばかりの症状です。
現実にいるということをわかってください。
重度障害者は、どんな生活をしているか
重度障害を身体に背負うと日常生活がこんなんになります。
そのためにヘルパーが、契約に基づいて日常生活のお手伝いをします。
食事や排せつ、買い物、社会への進出など健常者がいつも変わらずやっている事をお手伝いするのです。
おかしな質問ですが
もしもです。両手があなたから無くなったらなにができますか?
つかむこと。コップやお箸、スプーンホークなどと食事をする時に使う道具がつかえません。
洗顔をするのに蛇口からながれる水を両手に救える事はできません。
すきなものに触る事も感じ取ることもできません。
足が無かったら? どうしますか?
もちろん歩く事ができません。移動ができなくなり家からでることができません。
食糧などの買い出しもできません。もちろん車もオートバイも自転車すらものれません。
それならと施設に入ればいいやと簡単に思わないでください。
先天性ならともかく何らかの事情で最近障害を背負われた方にとっては施設入居は心理的に無理がありますね。
自宅で生活する上で家族以外に手を借りて生活したり特殊な道具を使って生活するにしても費用はかかります。
重度障害は、手厚い保護が受けられますがそれを家族が、生活費では使えません。
本人が生活する上で必要な経費に充てる事が目的です。
まとめ。
今まで体が動いていたのに、事情で動かなくなったり生まれつき障害があり自由な行動ができない人を見かけた事がありますか。実は、あなたの周りには沢山います。
私は、重度障害者の専門ヘルパーをやっています。
はっきりいってこれでもかと言う方は何人も見てきました。だけど、よそ様がどんな表情をしても彼らは前に進んでいきます。
生活手当も十分にでています。家族が家族全員のために使うものではありません。
お住まいの地域によって手当の方向性が変わりますので注意してください。
東京の場合は、下記の通りになります。
東京都福祉保健局
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