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睡眠時間に寝不足の基準ってあるの!?眠らないと起こるからだの異変。

健康

皆さんは、1日どれくらい睡眠をとっていますか??
現代人は忙しく、睡眠時間を十分に確保できている人って意外と少ないかもしれないですよね。
まぁ、私は毎日しっかり眠っておりますが(笑)
でもね、調べてみたら、睡眠不足って怖いことがわかったんです。

睡眠不足の基準とは

そもそも、睡眠時間ってどれくらいの時間を確保しておけばいいのでしょうか?
ペンシルベニア大学とワシントン大学が、1日8時間眠るグループ、6時間眠るグループ、4時間眠るグループでそれぞれ身体的・精神的パフォーマンステストを行う実験をしました。
その結果、8時間眠った被験者たちは実験期間中、認知機能や注意力の減退、あるいは運動能力の低下はみられなかったそうです。一方4時間、および6時間しか眠らなかった被験者は日に日にパフォーマンスを低下させていったそうです。4時間睡眠グループが最も成績が悪かったとはいえ、6時間睡眠グループも成績が良かったとは言えなかったそうです。
ということは、6時間睡眠でも足りないということですよね。ちょっとびっくりしました。
もちろん、個人差はあると思いますが、8時間しっかり寝る方がパフォーマンスが高いことには変わりないですよね。
また、この実験を通して2つの大きな発見があったそうです。

睡眠不足は蓄積する。

まず第一に、睡眠負債は蓄積するのだそうです。研究者たちの言葉を借りれば「睡眠負債は時間経過とともに蓄積する神経生物的なコストを持っている」のだそうです。
実験開始から1週間後、6時間睡眠の被験者の25%が、日中に居眠りをするようになり、2週間後には、6時間睡眠のグループのパフォーマンスは、連続2日睡眠をとらなかった時と同じ程度にまで低下したそうです。
つまり、6時間睡眠を2週間続けていると、2日間(48時間)睡眠をとっていないのと同じパフォーマンスになってしまうのです。

パフォーマンスの低下に自覚がない。

第二に、被験者たちが自分のパフォーマンスの低下に気づかなかったことだそうです。被験者たちに評価させたところ、数日はパフォーマンスが落ちたが、あとはほとんど変わっていないと思い込んでいたそうです。実際は、日をおうごとに確実にパフォーマンスは悪化していたそうです。
つまり、人は、自分のパフォーマンスが落ちていてもそのことに気がつかないのです。

睡眠が不足してくるとどうなる?

さらに調べていくと、睡眠時間6時間未満は怖いということが分かってきました。
自治医科大学が行った研究に、健康な男性は睡眠時間が6時間未満の場合、7~8時間の場合と比べて死亡率が2.5倍になるというデータがあります。
人は寝不足の状態になると、まずは代謝・内分泌の機能が低下します。そうすると私たちの身体に必要なホルモンが分泌されなくなり、糖尿病や心疾患などの病気にかかりやすくなります。
自律神経にも悪い影響を与えます。眠らないでいるということは、自律神経を休める暇がなくなり、血圧や血糖が上がりやすくなり、糖尿病の原因になります。
慢性的な寝不足が続くと、全身の多系統に影響が及び、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患も起こりやすくなります。睡眠不足は、食欲増進ホルモンが過剰に分泌され食欲を抑えるホルモンの分泌が抑制され、食事量が増えメタボリックシンドロームにもつながるそうです。
また、先にも書いたように、仕事のパフォーマンスが落ちるだけでなく、脳は抑うつ状態(気分が落ち込んで活動を嫌っている状態)になり、さらに、認知機能も低下してきてしまいます。

怖いですね・・・。

1日何時間睡眠をとるべきなの?

では、一体1日何時間睡眠をとるべきなのでしょう??
広範囲にわたる研究の結果、睡眠不足によるパフォーマンスの低下は7~7.5時間あたりにあることが分かりました。専門家たちは成人の95%が最大限の機能を発揮するためには
毎晩7~9時間の睡眠が必要と考えているようです。
つまり、成人の95%は、毎日の睡眠時間が7時間以下になると精神的・身体的パフォーマンスが低下するということになります。
そう!成人のほとんどは、1日8時間は睡眠をとる必要があるということです!!!

まとめ

あなたは、どうですか? 毎日8時間の睡眠を確保できますか??
なかなか難しいですよね??
そういう方は、慢性的な睡眠不足を解消するために、2、3日毎にしっかり睡眠をとる日をつくるといいかもしれないですね。

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