指針と方針の違いとは?ハッキリさす為、例文を挙げて深掘りしてみた!

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何か物事を進めて行こうとする時、「指針」だったり「方針」だったりが決められますよね?
では、この「指針」と「方針」。皆さんは、その違いについて、きちんと理解されていますか??
どちらも、「これから進むべき道を示す」というようなニュアンスでは同じように感じますが・・・。
ちなみに私は、ぼんやりとしかわかりません(笑)

指針と方針の違いとは?

指針とは?

指示装置についている針、磁石の針、時計の針など、目盛りを指し示す針。
物事を進める方針。進むべき方向を示すもの。手引き。

指針」は「指し示す」ことを意味する「」と、「方向、進路」を意味する「」から構成された熟語で、その意味が「進路を指し示すもの」となり、「」が「」の目的語になって出来たと考えられます。また、「標準的なやり方はこれですよ」という「手引き」や「ガイド」の意味もあります。

方針とは?

方位を指し示す、磁石の針。磁針。
進んでいく方向。目指す方向。進むべき路。

2つを見比べてみて、「指針」も「方針」もこれから進むべき方向を指しているので意味的には、ほぼ同じように感じますね。
言葉の成り立ちを見てみても、どちらも方位磁石のハリが進む方向を教えてくれているという意味なので、ほぼ変わりはないように感じます。

「指針」と「方針」を使い分けをするには

けれど、あえて使い分けをするとしたら、この二つの言葉には、実は方向を設定する人物に違いがあるようなのです。

わかりやすく説明すると、
「指針」の方は、自分自身が進むべき方向を決めているのではありません。

つまり、「指針」は、誰かから与えられるもので、自分でないほかの誰かから「こうしたほうがいいですよ~」「こっちに進んだ方がいいですよ~」「一般的にこうあるべきですよ~」と指示をされるものということになります。
さらに、
その方向へ進む人物に対して、強い「命令」というよりは優しい「助言」といった感じで、親切に教え、導いてくれるガイドライン的な意味を持っているのです。

一方、「方針」の方は、自分自身もしくは自分自身が属する組織が方向を決めています。
つまり、
「方針」は、自分や自分自身が属する組織が「みんなでこっちに向かって進みますよ!」「みんなでこう進めていきますよ!」というように決めるもの・ことをさしています。
なので、進んでいく人物に対しては「助言」というより「命令」に近くて、強い意思表示が示されるのです。

「指針」は誰かから与えられるもので、「方針」は自分や組織で決めたものと言うことになるでしょうか。
つまり、進む人物にとって受動的なのが「指針」で自主的なのが「方針」ということです。

「指針」「方針」使い方【例文を挙げて深掘り】

もう少しわかりやすいように、「指針」「方針」につちてそれぞれ、いくつか例文を挙げてみたいと思います。

「指針」【例文】

・この本は、行動や考え方の指針を示す手引きとして若い世代にお勧めだ。
・サービス提供に伴う、個人情報の取り扱いについての指針を設定する。
・この本は、幼い子供を持つ葉歩やたちからの子育ての指針として読まれている。
・企業理念を実現する為の具体的な行動指針を作成する。

「指針」は、「指針を~する」「指針とする」「指針となる」「~な指針」という使われ方や、「行動指針」「設計指針」などの世に前に補語を置く「~指針」といった形で使われます。

「方針」【例文】

・この保育園では、子供の考えや自主性を尊重する方針をとっている。
・うちの両親は、いつも僕たちの教育方針をめぐって言い争いをしている。
・この雑誌は、去年の時点で、すでに休刊となる方針が決定していた。
・国会での議論では、政府の基本方針に大きな変化は期待できない。

「方針」は「あらゆる物事を行う時の基本的な考え方や方向性」といった意味合いで使用されます。

まとめ

・指針は、すすむ主体に対して、外部から指し示すもの。
・方針は、すすむ主体、自らが、判断、決定して方向を示すもの。
・指針は、誰かから与えられるもの。
・方針は。自分や組織で決めたもの。

どうでしょうか?
指針と方針の違い、理解することは出来ましたか?
どちらも、これから先の方向を指し示す言葉ではあるけれど、「指針」は誰かに「こうしたほうがいいよ~」と助言されたりして与えられるものであり、「方針」は自分達で、この先はこうやって行くのだと決めたものだということです。

このポイントさえ抑えておけば、この二つの言葉をきちんと使い分けることできますよね?

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