今年に入ったときに、私、365日貯金というものを始めました(^^)
1円~365円を毎日貯金していくものなのですが、これをディ○ニーのちょっとかわいい缶に貯金しています。少しずつ貯まっていくのが、嬉しい感じですよ~。
貯金箱を準備しようかとも思ったのですが、結局、家にあった缶で間に合わせています。
ところで、貯金箱といえば、ブタさんの形を思い浮かべないですか?
あれは、どうしてなんでしょうね??
貯金箱にブタの形が多いのはなぜ?!
それでは、気になる、ブタの貯金箱の理由を調べてみることにします。
すると、ブタさんになった理由には諸説ある事が判明しました。
繁栄を連想させる動物だから説
昔から、福を招く・お金が貯まるといった、幸運の象徴とされていたのですね。
無駄な部分がないから説
「捨てる部分がない」 = 「有用性」のシンボルとされていました。昔から「無駄遣い」の対極にある存在だったのですね。
偶然広まった説
あるイギリス人の職人がこの「ピッグ」を使った貯金箱を作るように依頼されたところ、間違えて「ブタ」 = PIG の貯金箱を作ってしまったらしいのです。
けれど、意外なことに、依頼主も怒ることなく、これが評判を呼んで、すぐに口コミで人気が広まったのだそうです。
体格が適していたから説
世界で最初に作られた動物の貯金箱がブタだった説
その、「世界の貯金箱博物館」に展示されている貯金箱の中に、14世紀最初に、作られたというほんのりピンク色のブタの貯金箱の複製が展示されています。
そんな昔から、ブタさん貯金箱があったんですね。
貯金箱の歴史、日本の貯金箱のルーツ
そもそも、貯金箱というものは、いったいいつごろから作られたのでしょうか?
「貯貝器(ちょばいき)」が始まり
貯金箱のルーツを探ってみると、アジアでは、今から2100年前、前漢時代にさかのぼるのだそう。中国雲南省の滇王一族のお墓から出土した「貯貝器(ちょばいき)」が始まりではないかと考えられているみたいです。
この「貯貝器」は青銅製で円形筒型をしており、当時は「子安貝」がお金として使われていたので、貯貝器は貝 = お金を貯める器だったと言うことになります。
ヨーロッパでは、「献金箱」が貯金箱のルーツ
また、ヨーロッパでは、貴金属の小片などを入れてもらうために教会に置かれていた「献金箱」が貯金箱のルーツといわれています。
これは貨幣が登場する前から使われていて、古代エジプトやギリシア、エルサレムなどの古い遺跡で発見されているようです。紀元前7世紀頃に貨幣が生まれたことから、アテネやオリンピア遺跡からは紀元前300年ころの宝物寺院の形をした貯金箱が発見されています。
この貯金箱は、粘土製でテサウロスと呼ばれ、やがてトレザー(Tresor 金庫)という言葉の語源になったのだそうです。
さらに、古代ローマの遺跡からは、3~4世紀の洋梨型の陶器製貯金箱が数多く見つかっていて、当時の人たちが貯金箱を愛用していたことがわかります。
日本の貯金箱のルーツ「甕(かめ)」とは?
では、日本の貯金箱のルーツはというと、縄文時代の末頃から現れた「甕(かめ)」だったのではないかと考えられているようです。
その頃、稲作が始まって、種もみや穀物を蓄える必要が出てきたため、甕は口よりも胴の部分が大きく、内部が広くて物を入れておくのに適した形へとなっていきました。「貯える」「備える」という考えがこの頃から始まっている様です。
そういった点から、甕が貯金箱の元祖と考えられています。
室町時代あたりになると、壺の形も使用目的に分けられて作られ、その中の一つに、伊賀で焼かれた「せんべい壺」という深さ28cmぐらいの壺があります。この壺は銭が入って出土することが多いので「せんべい」は「銭瓶(せんびょう)」の意味ではないかと考えられています。
まとめ
貯金箱がブタの理由は、
・繁栄を連想させる動物だから
・無駄な部分がないから
・偶然広まった
・体格が適していたから
・世界で最初に作られた動物の貯金箱がブタだったから
と言ったことが考えられるようです。
かわいらしい、ブタさん型貯金箱。それだけでモチベーションが上がるような気もしますよね(^^)
そんなわけで、「貯金箱=ブタ」というのは、どうやら“世界の常識”みたいですね
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