子どもの宿題を見ていたときに「以下の言葉の類義語を書け」という問題がありました。
これが、なかなか難しい(><)
「安全」「応接」「天気」「欠点」「経験」 ・・・
みなさん、わかります??
同義語と類義語の違い??意味や例をあげて【子育てママさん徹底解析】
この宿題を子どもと一緒に考えていた時、
「そういえば、『同義語』『類義語』とかって習ったよな~」
と、古いふるい記憶を呼び覚まそうとしました。
でも、それがなかなか呼び覚ませない(笑)
仕方ないので、もう一度、「同義語」「類義語」について勉強してみる事にしました。
同義語の意味
我が子の宿題にもあった「同義語」ですが、これは、語形は違うのだけれど意味がほとんど同じ言葉のことになります。もう少し簡単に説明すると、違う単語なのだけれどほとんど同じ意味を持つものです。
ほとんど同じ意味なので、言い換えることができるもの、または、同じような意味なので違いの説明が難しいものに対して「同義語」という表現を使うのだそうです。
厳密に言うと、語形が異なりながらもまったく同じ意味を持つということはあまりありえないのですが、その違いがあまりに小さいので明確に説明するのが難しい場合があり、それらの言葉を「同義語」と読んでいるのです。
同義語の例
実際に、例をあげたほうが理解して貰いやすいと思うので、ここでいくつかの例をあげてみたいと思います。
どうですか? 何となく、わかってもらえたのではないでしょうか??
類義語の意味
では、続いて、「類義語」についての説明をしたいと思います。
「類義語」とは、語形は違うのだけれど、似た意味を持っている言葉になります。
類義語の例
まずは、例を見てもらうほうが早いと思うので、いくつかあげさせてもらいます。
・「ホテル」 と 「旅館」
・「きれい」 と 「美しい」
どうでしょうか? どれも似た意味ではあるけれどまったく同じとは言い切れないですよね?
このように、異なる単語であるのだけれど、意味が似ているもののことを「類義語」というのです。
同義語と類義語の違いって何?
もう少しわかりやすく、同義語と類義語の違いについて説明してみたいと思います。
というようになると思います。
意味に関して言えば、どちらも「同じような意味」になります。
けれど、実はこの2つの間には決定的な違いがあるのです!
それは・・・
「代替ができるかどうか」
ということになります。
どういうことなのかというと、「同意語」は単純に意味がほぼ同じ言葉を指しているのですが、類義語は、同じまたは近い意味の言葉になるだけではなく、表現において代替ができるという特徴があるのです。
先ほども例にあげた、「家」と「住居」。これらの言葉は、意味が同じなだけではなく、表記上で代替ができます。
↓
・住居の場所を教えてください。
この文章は、同じ意味で通じますよね?
代替ができるということは、つまり「家」と「居住」が「類義語」ということになります。
ここでちょっと余談(^^)
例にもあげた「美しい」と「きれい」という言葉。いっけん同義語のように見えるこの2つの言葉ですが・・・。
例えば「美しい女性」と「きれいな女性」というと、両者の間には意味の違いは内容に感じられます。
けれど「美しい床」と「きれいな床」という使い方だと、両者の違いがよくわかるようになるのではないでしょうか?
つまりこの場合の「美しい」が「美的に優れている」ことを指しているのに対して、「きれい」は「清潔感があって、それにより美的にも優れているようにみえる」ことを表しているのです。
そうなると、この「美しい」と「きれい」は同義語ではないのだということがわかりますよね?
まとめ
・「同義語」とは、語形は違うのだけれど意味がほとんど同じ言葉のこと。
・「類義語」とは、語形は違うのだけれど、似た意味を持っている言葉のこと。
・同義語は、「意味が(ほぼ)同じ」単語。
・類義語は、「意味が同じか近い」単語。
・類義語は、表現において代替ができる。
どうですか? この2つの違いについてわかっていただけたでしょうか??
さて、冒頭に書いた我が子の宿題、ここで答えあわせをしたいと思います。
「応接」 → 「応対」
「天気」 → 「天候」
「欠点」 → 「短所」
「経験」 → 「体験」
皆さん、すべて、正解しましたか??
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