「堪忍袋の緒が切れる」の語源とは?意味や堪忍袋は体のどこにある!?

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ある日の我が家の子どもたちの会話・・・。

兄

それ(おやつ)もう食べないの?

弟

後で食べる

兄

今食べないなら、代わりに食べてあげる(パクッと食べてしまう)

弟

(わなわなとこぶしを握り締めて)堪忍袋の緒が切れた~

私

(爆笑)

最近、どこで覚えてくるのか、やたらと難しい言葉を使いたがる我が家のちびさん。その小ささと、言葉の難しさのギャップにいちいち笑ってしまう母なのでした(^^)

「堪忍袋の緒が切れる」の語源とは?意味や堪忍袋は体のどこにある!?

それにしてもこの「堪忍袋の緒が切れる」という表現、いったいどこから出来た言葉なのでしょうか?
そもそも、「堪忍袋」って体のどこにある?本当にあるの?

たぶん、私も含めて多くの人が気になっているであろう「堪忍袋」の説明からしていきたいと思います。
この「堪忍袋」とは、

相手を堪忍する(許す)度量の大きさを「袋」という言葉で例えたものになります。

残念なことに、実在はしないんですね。「堪忍袋」・・・。

他人から不快な思いになってしまうような言動をされたとき、人は、いったんは我慢したり、目をつぶったりすることがあると思います。

けれど、それが、頻回に起こったりすれば、その不快な気持ちはどんどん心の中に溜め込まれてしまい、どんどん、どんどんと大きく膨らんでいってしまいます。

かりに、心の中にある「堪忍袋」の中に、その不快な気持ちを溜め込んでいったとします。
堪忍袋はどんどんふくらみを増して行きます。

そして、最終的にはその袋の口を縛ってあった緒(紐の様な物)が切れて、中に入っているものがとめどなくあふれ出てしまう状態になります。

こんな風に、袋を縛っていた緒(紐)が切れてしまって中身がとめどなくあふれ出してしまうほど

「堪忍袋」 = 「我慢の許容範囲」をこえてしまったということを例えたのが「堪忍袋の緒が切れる」という言葉です。

「堪忍袋の緒が切れる」の意味

この「堪忍袋の緒が切れる」の意味ですが、

「我慢ができる許容範囲を超えてしまい、怒りが爆発すること」

を意味しています。

ということは、普段簡単にはお目にかかることができないくらい強い怒りのことを表しているいうことになりますね。

また、我が家のちびさんがこの言葉を言いはなった時の状況のように

「相手の行為などに対して、これ以上耐え忍ぶことができない」

といった意味でも使われます。

「堪忍袋の緒が切れる」の使い方【例文有】

では、この「堪忍袋の緒が切れる」
どのように使うのが正しいのでしょうか?
いくつか、例をあげてみたいと思います。

・後輩の度重なる失敗に、とうとう私の堪忍袋の緒が切れた。
・母は、堪忍袋の緒が切れてしまったかのように顔を真っ赤にして、泣き崩れた。
・「今日は何も言わない」と心に決めていたのだが、その言葉を聞いて堪忍袋の緒が切れてしまった。

「堪忍袋の緒が切れる」状況というのは、単純に「怒っている様子」を表しているのではなくて、「今まで我慢してきたけれど、もう、それを抑えることができない」ほどの場面で使うことになります。

「堪忍袋の緒が切れる」と同じような意味で使われる言葉

・仏の顔も三度まで

仏様のように穏やかで優しい人でも、三回同じ過ちを繰り返せば、怒りだすという意味。

・兎も七日なぶれば噛み付く

おだやかで優しいイメージのウサギですが、一週間続けて、嫌がるようなことをすれば怒り出すという意味。

といったものがあります。
また、同じように「怒り」を表す言葉には
・怒髪天を衝く

激しい怒りのために逆立った髪の毛が、天を突き上げる様子

という言葉もあります。
一概に「怒り」を表す言葉といっても、その度合いによっていろいろな表現の仕方があるのですね。
なんていうか、日本語ってすごいな~と感じ入ってしまいます。

まとめ

・「堪忍袋の緒が切れる」の意味は、我慢ができる許容範囲を超えてしまい、怒りが爆発すること。
・「堪忍袋」とは、相手を堪忍する(許す)度量の大きさ。
・「堪忍袋の緒が切れる」は、単純に「怒っている様子」を表しているのではなくて、「今まで我慢してきたけれど、もう、それを抑えることができない」ほどの場面で使う。

「堪忍袋」できるなら、できるだけ大きな袋を持った人間でありたいですね。
ちなみに私の「堪忍袋」。人より小さいかもしれません(><)
それから、人の堪忍袋の緒を切ってしまわないように過ごせたらいいな~とも思いますね(笑)

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