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陳謝と謝罪の違いとは?【具体的に】意味や使い方を徹底解析【例文有】

エンタメ

一時期、芸人さんのお金の騒動でテレビがにぎわっていましたよね?

あの時、深々と頭を下げて謝罪している様子をテレビで見ていて「これを『陳謝』って言うんだろうな~」と何気なく感じていたのは、きっと私だけではないですよね?

陳謝と謝罪の違いとは?【具体的に】意味や使い方を徹底解析【例文有】

ところで、何か物事が起こったときに相手に対して、自分の非を認めてわびることを「謝罪」とか「陳謝」と言ったりしますよね?

陳謝と謝罪具体的な違い

「陳謝」という言葉は、先ほども書いたようにニュースなどで、不祥事を起こした人だったり、会社の代表の人だったりが記者会見を開き、謝っている様子のときによく「陳謝いたします」とか「陳謝申し上げます」といった表現で使われていますね。

より詳しく、「陳謝」「謝罪」を見てみると

「陳謝」→ ある物ごとについて、事情や訳を述べたうえで、詫びること。
「謝罪」→ あやまちや罪を素直に認めて、詫びる行為そのもの。

となります。どちらも「謝ること」であるのですが、その謝り方に違いがある様に感じます。「謝罪」というおおきな枠の中に「事情や訳を述べて詫びる」 = 「陳謝」が入っている様なイメージでしょうか?

陳謝とは

「陳謝」「ちんしゃ」と読みます。

「陳」は「連ねる」「並べる」「述べる」を意味しています。「謝」は「謝ること」「お詫びすること」です。なので、

「陳謝」の意味は

「事情を述べて、詫びること」 となります。

「事情を述べて」という意味がくっついているので、ただ単に「すみません」「ごめんなさい」と謝るだけでは「陳謝」とは言えないということになります。

きちんと訳を話したり、今後の対策について述べる場合に「陳謝」という言葉を使うほうがその場にそぐわしいのではないでしょうか。つまり、具体的に理由を付け加えているかどうかというところがポイントなのです。

この点をよく理解せずに「陳謝」という言葉を使ってしまうと、少し恥ずかしい思いをしなければならなくなってしまうので、注意が必要ですよね。

「陳謝」の使い方【例文有】

それではこの「陳謝」という言葉、どのように使うと間違いないのでしょうか?

いくつか例文を挙げてみたいと思います。

・従業員の不祥事の為、社長が陳謝する。

・いじめ問題を受け、学校長が「対応が不十分であった」と陳謝した。

ニュースなどで「陳謝した」という見出しがついているなら、そうなってしまった経緯や理由をきちんと説明しているということになります。

迷惑を掛けてしまった相手との信頼関係が壊れてしまわないように、もし、トラブルが起きてしまったら、きちんと理由を述べて「陳謝」することが大切だと言うことになりますね。

<b「謝罪」とは

それでは、もう一方の「謝罪」はどのようなものになるのでしょうか??

こちらは「しゃざい」と読みますよね。

先にも書きましたが、「謝罪」はあやまちや罪を素直に認めて、詫びる行為そのものの事をさしています。

日々、生活をしていると思いがけずに相手に迷惑を掛けてしまうことっていろいろあったりしますよね?

道を歩いていて、何かに気をとられてしまい前から来る人とぶつかってしまった、子どもがお友だちに借りたおもちゃを壊してしまった・・・決して、故意にしようとしたことでなくても、相手に謝らないといけないことって結構あると思います。

そのときにとっさに出てくる「ごめんなさい」「謝罪」なのです。

「謝罪」は謝る行為全般を指しています。「記者会見で謝罪する」「謝罪広告」といったように、謝る行為を広く表しています。

なので、先にもふれましたが「謝罪」の中に「陳謝」「深謝」といったより具体的な謝罪の方法が入っているということになります。

「謝罪」の使い方【例文有】

それでは、「謝罪」という言葉はどのように使うのが正しいのでしょうか?

・「お詫び申し上げます」と丁寧に謝罪する。

謝罪文を書き、上司に提出する。

「謝罪文」気持ちを強める表現【例文有】

ちなみに、余談ではありますが、この謝罪文。より謝罪の気持ちを強める表現を使って書くならば「心より」「心から」「深く」「謹んで」「伏して」といった表現を使うのが一般的です。

・心よりお詫び申し上げます。

深くお詫び申し上げます。

謹んでお詫び申し上げます。

伏してお詫び申し上げます。

さらに、繰り返して深く謝罪する時には「重ねて」「幾重にも」といった表現を使います。

重ねてお詫び申し上げます。

幾重にもお詫び申し上げます。

まとめ

・「陳謝」は、ある物ごとについて、事情や訳を述べたうえで、詫びること。

・「謝罪」は、あやまちや罪を素直に認めて、詫びる行為そのもの。

・「謝罪」のなかにより具体的な謝罪の方法である「陳謝」が入っている。

陳謝と謝罪の違い、何となくわかっていただけたでしょうか?

もし、謝罪をしなければならない場面に遭遇した時には、ぜひ、この違いを思い出して、その場にあった謝罪方法を選んでもらえたらな~と思います。

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